リアリティセラピー(現実療法)は、精神科医のウイリアム・グラッサー博士により1965年に提唱されたカウンセリング手法です。現在では、米国で心理学やカウンセリングを学ぶ大学大学院で用いられているテキスト『Theory and Practice of Counseling and Psychotherapy 第6版』(Gerald Corey 編)に、代表的な10の心理療法として、精神分析療法や来談者中心療法などと共に挙げられています。
リアリティセラピーは、内的動機づけを基盤とした「選択理論心理学」に基づくカウンセリング手法です。 その主な特徴としては、 ・過去ではなく現在に焦点を合わせること ・人の行動にはいつも目的があり、それはその人自身の「選択」であると考えること ・私達は「責任の概念」にのっとった行動を選択する必要があること などが挙げられ、 カウンセリングでは、その人自身が、自分の人生をより良くコントロールできるようになるための援助をします。
特に、人がより良く欲求充足できる人生を歩むためには、その人にとって大切な人との関わりが、健全であたたかく、満足できる関係であることを重要視しており、そのような関係が断絶している時や不満足なものである時には、その大切な人間関係の回復を援助することを目標としています。
|