グラッサークオリティスクール



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グラッサークオリティスクールとは何ですか?
*キーワード* 【GQS】【上質】
■回答■
選択理論に基づいて運営される学校のことです。
グラッサー博士は、非行青少年の更生施設であるヴェンテューラー女子学院での少女たちの関わり(1969)から、教育問題に関心を持たれました。グラッサー博士は、成人して様々な問題を起こし失敗するのは学校教育の中で基本的欲求を満たす術を学べなかった影響が強いと考え、学校教育の中で子供たちが基本的欲求を満たせるようなシステムの必要性を訴えたのです。
グラッサー博士は教育改革に取り組む中で、エドワーズ・デミングの上質の概念に影響を受け、1990年に『The Quality School』を著わし、教育に上質という概念を導入しました。この著書では、強制を排除し、教師と生徒が友好関係で結ばれ、生徒達が上質な学習成果を手にするためにエネルギーを注げるような学校のシステム運営の仕方が提案されています。
世界で初めてクォリティスクールに認定され、成功をおさめたアメリカ・ミシガン州の公立小学校ハンティントンウッズ校では、競争ではなく協調で最高の学習が得られるという理念のもと、教師も生徒も共に基本的欲求を満たせる楽しい学校作りがなされています。また、学力の面でも質の高い取り組みがなされているということが挙げられます。ちなみに、GQSの認定校の生徒たちの成績は州のアチーブメントテストの平均点を上回っています。

*参考図書*
日本リアリティセラピー協会のサイトにGQSの解説があります。
http://www.choicetheorist.com/qschool.html


初めてのGQSとなった「ハンティントンウッズ小学校」の校長をされていたケイ・メントリー先生が、現在校長をされているミシガン州学校「グランドトラバースアカデミー(GTA)」のサイトです。
http://grandtraverseacademy.mi.schoolwebpages.com/


グラッサークオリティスクールの特徴は?
*キーワード* 【共同学習】【積極的相互依存】
■回答■
グラッサークォリティスクールでは、選択理論を基盤としたシステムが導入されており、学校は、教師・生徒・保護者のすべてにとって基本的欲求を充足できる場所となっています。
授業運営の重要な取組みの一つとして、共同学習(Cooperative Learning)が実践されています。共同学習は、従来行われてきたグループ学習とは異なり、学習の成果に対して、グループにおける個人の貢献と責任が重要視されています。共同学習は、個人の学習の成果がグループの課題達成に最大限の効果を及ぼすように構成されており(積極的相互依存)、自己価値とグループの協力を向上させる学習方法です。
また、クオリティスクールの特徴の1つは、教師がリアリティセラピーを学び、強制のない選択理論に基づいたリードマネジメントを用いていることであり、この関わりが教師と生徒との関係を近づけています。
グラッサー博士が2000年に著わした『Every Student Can Succeed』では、具体的に成績のつけ方、テストの仕方、ホームワークについて、問題への対処法、教科の教え方、クラス運営の仕方などについて方法論をしめしています。

グラッサークオリティスクールに認定されるためには下記のような基準をクリアーする必要があります。
(1)信頼と尊敬を基盤にし、突発的な問題は別として、生徒指導上の規律違反の問題はなくなっている。
(2)「スクーリング」ではなく「ラーニング」が行われ、悪い成績(B以下)はなくなっている。
(3)全生徒が毎年、コンピテンス(AまたはA+)レベル以上で、クオリティといえる勉強に取り組んでいる。
(4)教師、生徒、保護者は選択理論を学んで生活に活かしている。
(5)州のテストや大学入試などで好成績をおさめている。
(6)教職員、生徒、保護者、管理者が学校を喜びに満ちた場所と見る。

米国ではグラッサークォリティスクールの取り組みをはじめた学校は200校を越え、2010年4月の時点では、21校が認定を受けています。

*参考図書*
『あなたの子どもが学校生活で必ず成功する法』(『Every Student Can Succeed』の邦訳版です)


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