選択理論に基づいて運営される学校のことです。 グラッサー博士は、非行青少年の更生施設であるヴェンテューラー女子学院での少女たちの関わり(1969)から、教育問題に関心を持たれました。グラッサー博士は、成人して様々な問題を起こし失敗するのは学校教育の中で基本的欲求を満たす術を学べなかった影響が強いと考え、学校教育の中で子供たちが基本的欲求を満たせるようなシステムの必要性を訴えたのです。 グラッサー博士は教育改革に取り組む中で、エドワーズ・デミングの上質の概念に影響を受け、1990年に『The Quality School』を著わし、教育に上質という概念を導入しました。この著書では、強制を排除し、教師と生徒が友好関係で結ばれ、生徒達が上質な学習成果を手にするためにエネルギーを注げるような学校のシステム運営の仕方が提案されています。 世界で初めてクォリティスクールに認定され、成功をおさめたアメリカ・ミシガン州の公立小学校ハンティントンウッズ校では、競争ではなく協調で最高の学習が得られるという理念のもと、教師も生徒も共に基本的欲求を満たせる楽しい学校作りがなされています。また、学力の面でも質の高い取り組みがなされているということが挙げられます。ちなみに、GQSの認定校の生徒たちの成績は州のアチーブメントテストの平均点を上回っています。
|